ウィンブルドンテニス2008男子シングルス決勝。
ロジャー・フェデラー(スイス-世界ランク1位)
VS
ラファエル・ナダル(スペイン-世界ランク2位)
雨による中断もあったが，それを抜きにして純粋に試合時間で4時間48分。
ずーっとテレビで見てた。。。22時5分から放送が始まった。
と思ったら，コートにカバーが掛けられていた。
どうやら雨で開始が遅れているらしい。
結局予定より35分遅れて決勝戦開始。
終わったのは朝6時前。
長かったな～…ホントに…。
降雨中断が合計で1時間30分くらい。最初の35分を含めると2時間超。
ウィンブルドン5連覇中で122年ぶりの快挙・6連覇がかかる芝の王者R・フェデラー。
芝のタイトル奪取なるか，赤土の王者R・ナダル。
今年の全仏オープンの決勝もこの顔合わせ。ちなみにこちらも3年連続。
そのときはR・ナダルがストレートでR・フェデラーを退け，全仏4連覇達成。
4時間48分の大激戦。間違いなく歴史に刻まれるであろうこの名勝負。
スーパーショットの応酬!!さすが世界のNo.1とNo.2の戦いだ。
R・ナダルのバック狙いの作戦がピタリとハマり，R・フェデラーは思うようなテニスをさせてもらえず，第1セット，第2セットを6-4で落とす。ストローク合戦になるとR・ナダルに分がある。
「どういう脚力してんだ!?」
と驚くくらい拾う拾う。
しかもただ拾うだけでなく，しっかり抜いてくるからすごい。
早めに勝負を決めたいR・フェデラーは前に出るが，R・ナダルの強烈なトップスピンのフォアハンドでネット際でストーンと沈んで幾度となくネットにかけてしまう。
たびたびブレイクチャンスを迎えるがものにできなかったR・フェデラー。
第3セット，第4セットはお互いサービスゲームを譲らずタイブレークに突入。
タイブレークはサービスに自信を持つR・フェデラー，王者の意地が炸裂。
2セット取り返す(第3セットのタイブレーク:7-5，第4セットのタイブレーク:10-8)。
セットカウント2-2で迎えたファイナルセット(第5セット)。
R・フェデラーに動揺とかプレッシャーとかないのか!?
R・ナダルは『勝利』が見えると若干力んだりミスが目立ったりしていたが，R・フェデラーはここぞというときにビシッと決めてくる。
年齢と経験の差だろうか。
R・フェデラーは26歳，R・ナダルは22歳。
さぁ，ファイナルセット。
R・ナダルは一貫してバックもしくはボディ狙いを崩さず。
時折フォアに打つがコレがまた絶妙なところで決まる。
R・フェデラーはバック対策で，回り込んでフォアで打つことを試みるがなかなかうまくいかない。
ゲームが進むにつれて成功率は上がってきたが，それでも満足いくほどではなかったと思う。
ただ，フォアのときの強烈かつ正確なショットは素晴らしい。
「そこ狙うかね!?」
ってところをピンポイントで狙ってくる。
が，今回は特にミスが目立っていたように思う。
第3セット，第4セットと同じように，お互いサービスゲームを譲らずゲームカウント6-6になった。
ファイナルセットにはタイブレークはない。
決着がつくまでゲーム数を重ねていく。
もう現地の陽が落ち始めていた。
このまま長引くと日没順延か!?
と思い始めていたとき，次のお互いのサービスゲームもとり，ゲームカウントは7-7に。
ファイナルセット第15ゲーム，R・フェデラーのサービスゲーム。
ついにR・ナダルがブレイクに成功!!
ゲームカウント7-8。
チャンスを掴んだR・ナダル。
自分のサービスゲームをキープすれば念願のウィンブルドン初制覇。
この決勝，これまで見せていなかったサーブ&ボレーをここで出したR・ナダル。
これが功を奏した。
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R・フェデラー陥落
ファイナルセット7-9。
全仏のクレー(赤土)に続き芝の称号もその手に掴んだR・ナダル。
R・フェデラーの6連覇を阻止。
R・ナダル，ウィンブルドン初制覇!!
すげぇなぁ～…まだ22歳だよ!?
4大グランドスラムのうち2つ優勝。
同一年での全仏オープンとウィンブルドンの制覇は28年ぶりだそうだ。
敗れたR・フェデラー，インタビューで
賞賛に値するチャンピオ」
とR・ナダルの優勝を称える。
続けて，
来年また戻ってくるよ
全仏オープンのリベンジも6連覇も連勝記録もこの敗戦によって全てが止まった。
一部では引退説もあったそうだが，一蹴したかたちになった。
来年，『挑戦者』としてR・ナダルに挑むR・フェデラーを期待している。