2007年シーズン最後のGP!!
皇帝と呼ばれたM.シューマッハが去った後のF1。
スターが去った後はスターが生まれるもんだ。
M.シューマッハを倒し3年連続のワールドチャンピオンを狙うF.アロンソ。
デビューイヤーでF1史上初のルーキーチャンピオンを狙うL.ハミルトン。
2003年,2005年ともに2位で優勝の実力十分,赤き狼K.ライコネン。
最終戦のブラジルGPでこの3人の中からワールドチャンピオンが決まるという三つ巴の戦い。
開始前のポイントは
1位はL.ハミルトン107P
2位はF.アロンソ103P
3位はK.ライコネン100P
スタートポジションは
L.ハミルトン2番手
F.アロンソ4番手
K.ライコネン3番手
前回の中国GPで無念の初リタイアを期したL.ハミルトン。
ワールドチャンピオンは手の届くとろこまできていた。
スタート直後K.ライコネンがL.ハミルトンをかわし2位,さらにF.アロンソもL.ハミルトンをかわし3位へ。
ちなみにポールポジションはブラジルが母国のF.マッサ。
F.マッサとK.ライコネンのフェラーリワンツー態勢を築く。
その後L.ハミルトンは何度かトラブルに見舞われ大幅に順位を落とす。最大18位まで下がった。
しかしペースを戻し怒涛のオーバーテイクショー開始!!
3位を走っていたF.アロンソは一度R.クビサにオーバーテイクされるが,R.クビサが3ピット作戦をとっていたいたため再び3位をキープ。
2位のK.ライコネンは前を走るチームメイトであるF.マッサを追いかける。
F.マッサは
「K.ライコネンのサポートをする」
と名言していたが,規定でチームオーダーが禁止されているため,F.マッサがK.ライコネンのために順位を譲ることができない。
K.ライコネンにとっては優勝以外道はないと言っても過言ではないため,自力でF.マッサをかわさなければならない。
F.マッサは順調に周回を重ねる。
チャンスはピットストップ。
だが,1回目はそのチャンスを逃す。
訪れたラストチャンス…2回目のピットストップ。
先にF.マッサが入り,暫定でK.ライコネンが1位。
K.ライコネンも2回目のピットストップが控えているため,ピットストップを終えてそのまま1位でレースに復帰しなければならず,F.マッサとの差を少しでも広げる必要がある。
そこはさすがK.ライコネン,自己ベストを更新するなど速い走りを見せ,2回目のピットストップを終えて見事1位でレースに復帰。
あとはF.マッサが王者F.アロンソを抑える。
L.ハミルトンは7位にまで浮上。
…だがここまで…
結果は
1位K.ライコネン(100P+10P=110P)
2位F.マッサ(86P+8P=94P)
3位F.アロンソ(103P+6P=109P)
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7位L.ハミルトン(107P+2P=109P)
7ポイント差をひっくり返し,見事に
K.ライコネン優勝!!
念願の初ワールドチャンピオンにっ!! 😀
一時はL.ハミルトンと26ポイント差もあったが,まさに見事に大逆転。
オレはこれを奇跡とは言わないK.ライコネンの勝利への執念が呼び寄せた,これが実力だと思っている。
このブラジルGPでもう一つ。
ご存知の方も多いと思うが,元F1レースドライバー中嶋悟の息子中嶋一貴がF1デビューを果たした。
しかも結果10位という好成績。来年もレースドライバーとして走るかは現時点では未定だが,ぜひ走ってほしい。
まぁ,このときはピットストップの時にピットクルー(給油とかタイヤ交換とかしてくれる人)を轢いてしまって 😯 って感じで,轢かれた人が担架で運ばれているのが見えた。けどカメラに向かって笑顔で(´ー`)bってやってたから大丈夫みたい 🙂
来年は佐藤琢磨を筆頭に山本左近,中嶋一貴ら日本人ドライバーの活躍を願っている。